働く女子の運命 ((文春新書))

  • 著者: 濱口 桂一郎
  • 価格: 842 円
  • 出版日: 2015-12-18
  • 出版社: 文藝春秋

みんなの読書記録 (全 7 件)

Tatsuo Mizouchi
池 麺太郎
きあら
女性の労働史を歴史的に説明しています。結局、日本型の雇用制度では、女性が一生働くことができません。一部の成功者を除いては。私は「会社」に勤めた経験は、学生時代の単発バイトの一日だけです。教員は途中採用が多いですが、今時は会社と同じようなリスクもあると思いました。
Miyata Shozo
Yuko Fuseya
自書
かえるのすみか
 この本は日本の女性の明治以降の労働史をていねいに紹介している。
  結婚したり子供産んだりしてると働けない。働いて生活費を稼ぐことができないということは自分以外が稼いだ生活費で食べて服着て屋根で雨風をしのぐことができない。私は何よりそれが自分としては嫌なんだ。シンプルに生活を自分の手で全うしたければ妊娠はできない。もう年齢的に妊娠はお役御免になりそうなことは少し安心だ。私は蜂社会だったら働き蜂だ。巣の壁ををひたすら塗り上げる。そんなに重要な仕事なんて望まない。会社でしたいことなんてそんなにないんだ。だがそういう生き方ができるのも先達たちの努力のたまものなのかな。たぶん50年前だったら日陰の座敷牢だろうし。おてんとうさまの下の道は時々あったかいし感謝しよう。
 
 女子は結婚したり子供を産むので、長く雇ったところで荷物になるだけ。だから企業社会は若くて社会勉強をさせてあげられる軽い労働をするための女子しかいらない。それ以上の仕事をしたいという女子には分厚い壁だ。さらに子供ももちたいとなれば、その望みをかなえられた人は限られるんだろう。
 かなえられなかった人の失意がいまいち実感できないが、それは私が恵まれていて盲目なのだろうから、実感できないなりに意識して目を向けてみたい。(なんだか傲慢か。果実を享受する人間の)



 
 
NoName
  • 読了
  • 2016/01/11